映画:鑑賞録(2022年2月前半)

月ごとに観た映画の鑑賞録です。15日で前半と後半に分けています。
映画館、DVD、ネット配信のGYAOと、すべて混こぜです。
観る映画は監督で決めます。

◎:愛した映画。絶対に映画館で観たいし、ネットでの再配信は必ず観る
〇:機会があれば映画館でみたい。ネットの再配信があれば優先して観る
△:あまり面白味を感じなかった。積極的には次回は観ようとはしないか
✕ :もう観返さない目印。しかし監督には関心があるから、今後、評価が変化するかも

2022年2月前半の鑑賞録

題名監督評価媒体観た日
エイリアンリドリー・スコットDVD2022/02/15
キャタピラー若松孝二×GYAO2022/02/12
トルコ行進曲 夢の城瀬川昌治×GYAO2022/02/09
ナインスゲートロマン・ポランスキーGYAO2022/02/07
ハウス・オブ・グッチリドリー・スコット映画館2022/02/03
東京島篠崎誠×GYAO2022/02/02
セブンデヴィッド・フィンチャーGYAO2022/02/01

才能豊かな二人の巨匠

好きな監督リドリースコットの最新作『ハウス・オブ・グッチ』。近作は事実を映画化することが多い。悪くない作品だが、監督らしさが今一つ感じられなかったか。
前作の『最後の決闘裁判』が代表作の一群に加えられるだけに、今作がパワーダウンしてしまった印象が残る。
『エイリアン』を続けて観たのは、リドリースコットの原点を観返したかったから。監督のコメンタリーで製作と演出の本音を知ることができるのは、DVDであるからこその収穫だろう。

ポランスキーは、どの作品でも彼の高い教養を感じさせてくれる。出来不出来はあるが、それはどの監督でも同じ。
ヨーロッパで人気が高いのは、キリスト教という共通した意識を持っているからだろう。
私生活が問題になっているが、創作映画としてはヨーロッパの小国で収まることができなかったほどの豊かな才能の持ち主。

お勧め映画

ハウス・オブ・グッチ

同時代性を踏まえるなら、絶対に外せない映画作家がリドリー・スコットだ。彼がいなかったら、SF映画はいまでは明るいだけの作品ばかりになっていただろう。暗さ怖さを美にまで高めた功績は計り知れない。
この作品ではその影はやや薄いが、スコットを知るという観点からも外せない。

スコットと言えば、亡くなった弟のトニー・スコットも忘れられない。
もしかしたら、アップビートなリズム感ある映像を撮るトニーのほうが、この作品には合っていたかも。

エイリアン

言わずと知れたSF映画の傑作。リドリー・スコットの出世作で、代表作でもある。
上にも書いたが、暗さ怖さが美しく映る。画面の色調や構図には、デザイナーとしての実績を持っている監督のセンスが如何なく発揮されている。

DVD・ブルーレイでなら、副音声でスコット監督本人による詳細な作品解説が聞ける。しかし、配信動画では聞くことができない。
この作品を深く知り堪能したいのなら、ぜひDVD・ブルーレイで。