映画:2022年1月前半の鑑賞録

月ごとに観た映画の鑑賞録です。15日で前半と後半に分けています。
映画館、DVD、ネット配信のGYAOと、すべて混こぜです。
観る映画は監督で決めます。

評価は四段階で

◎:愛した映画。絶対に映画館で観たいし、ネットでの再配信は必ず観る
〇:機会があれば映画館でみたい。ネットの再配信があれば優先して観る
△:あまり面白味を感じなかった。積極的には次回は観ようとはしないか
✕ :もう観返さない目印。しかし監督には関心があるから、今後、評価が変化するかも

今回は2022年1月1日~15日に観た映画です。

2022年1月前半の映画一覧

題名監督評価媒体観た日
おじさん天国(絶倫絶女)今岡信治×GYAO2022/01/15
オール・ユー・ニード・イズ・キルダグ・リーマン×GYAO2022/01/13
男たちの挽歌ジョン・ウーGYAO2022/01/12
ゴーギャン タヒチ、楽園への旅エドワール・ドゥリュックGYAO2022/01/10
チェンジリングクリント・イーストウッドDVD2022/01/09
ミスティック・リバークリント・イーストウッドDVD2022/01/03
ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間デイヴィッド・リンチDVD2022/01/01

意図をはっきりと魅せる監督イーストウッド

2022年の映画鑑賞はデイヴィッド・リンチで始まった。これは年末に『ブルーベルベット』を観たことを受けて、身近で手に入れられるリンチ作をということで。

以降はイーストウッド監督が続いた。この二作品にイーストウッドは出演しておらず監督のみを担当している。
どちらも、自分が小さかった頃や自身の子など、子供がテーマの映画だ。
イーストウッドは数多くの映画を監督しているが、この二作はそのなかでも暗めの題材で、地味な印象がある。
だが彼が考える演出手法が如何なく発揮されていて、その経歴をふまえるとき絶対に外せない作品と言えるだろう。
特に『ミスティック・リバー』では、登場人物がそれぞれ影響を受け合いながら感情が揺れていく様が丁寧に描かれている。
どのように原作を映画化するのかという脚色の観点からも、非常に興味深い。

イーストウッド監督『ミスティック・リバー』の感想はこちら

お勧め映画

ミスティック・リバー

クリント・イーストウッド監督作では『許されざる者』が第一に挙げられるが、『ミスティック・リバー』も外すことはできない。

カメラマンのトム・スターン、編集のジョエル・コックスをはじめ、イーストウッド作品で常連のスタッフたちの仕事ぶりも堪能できる。

DVDやブルーレイで聴けるティム・ロビンスとケビン・ベーコンの副音声解説は、出演者と監督の関係のみならず、映像表現においても深い考察が語られていて必聴。

チェンジリング

同じくイーストウッド監督で、実話を基にした作品。
ショッキングな場面はあるが、一歩引いて冷静に捉えられてい。それだからか、観察者のような位置にいる感じがする。
主役のアンジェリーナ・ジョリーの演技には、アメリカという国が、この国の女性が、徐々に強くなっていくだろうと予感させる力強さがある。

男たちの挽歌

初めてこの映画を観た時の衝撃は忘れられない。
呼吸を止めて一気に引き金を弾くチュウ・ユンファ。銃口から続けざまに出ていく銃弾は、男の友情や、消すことができない過去といった感情そのもののように思えた。
映像そのものが持っている熱や勢いが、ここまでストレートに表現されている映画も珍しい。

ジョン・ウーの出世作でもあり、映画の歴史に彩りを与えた一作と言えるだろう。
機会があれば、ぜひ映画館の大画面と大音響で観てほしい。
テレビ画面では味わえない興奮が待っている。