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ポッドキャストで配信中の「Dear Ken」では、第100回から本田健とリスナーのオススメ本を紹介しています。
ここでは2021年10月13日に配信された第585回で紹介された本を、個人的な感想も含めて、まとめとして書きます。
今回は本田氏が2冊をおすすめしています。
『超一流の雑談力』安田正
あたりさわりのない無意味な雑談ではなく、「意味のある雑談をすれば、仕事や人間関係が変わる」。
そんなメッセージのもと、雑談力を高める方法を具体的、実践的に解説したのが本書です。たとえば、「声は、ドレミファソラシドの『ファ』か『ソ』」、「『なるほどですね』『そうですね』は話を聞いていない人の反応」、「『なぜですか?』は愚問」など、全38項目でそのテクニックを紹介していきます。
さらに、日常で雑談力を鍛えるためのトレーニング方法も収録しており、初心者からある程度話し方に自信がある人まで、すぐに実践できるノウハウが詰まった一冊です。
アマゾンより
雑談力にも超一流がある
会話のとっかかりになる雑談は、ある程度は用意していないと出てこないもの。
でも、それが出てこない。
考えてみれば、雑談って実は難しい。
何を話していいのか分からないという人が多いから、この本が売れたのではないだろうかと本田氏は分析しています。
本田氏は著者の安田正氏と対談をしたこともあり、その会話はスーッと自然な形で始められて、いつの間にかペラペラと喋っている自分に気づくほどだったそうです。
仕事でも私生活でも雑談が鍵
実際のところ、人の話を引き出す雑談力があるとないとでは全然違います。
仕事でもいきなり本題に入るのではなく、最初にちょっとした雑談ができると、自然な流れで商談に入れるので、会話のリズムを作れるから。
超一流の人は、ちょっとした雑談ができることが鍵だそうです。
対談での安田正氏の姿勢
本田健氏は2020年5月に『オーディオ倶楽部』で安田正氏と対談しています。
この対談は、会話がリズミカルなキャッチボールのように進んでいきます。
内容もさることながら、このリズムが心地よい”ながら聞きへと誘ってくれます。
また安田氏は精神科医の樺沢紫苑氏とも対談をしていますが、この時はホスト役の樺沢氏を逆質問するごとく聞きまくっています。
その姿勢は、貪欲に知識を得ようとしていて溌剌としていて、聞いているこちらが元気をもらえてくるようです。
雑談のほかも超一流になれる
雑談力がベストセラーになっている安田正氏は、他にも質問力や会話力、英語、時間術など様々なジャンルの本を出版されています。
英語教材のセールスからはじめたビジネスの経験をもとに、コンサルティングやセミナーなど幅広く活躍されてきたエッセンスがどの本にも詰まっています。
また活字だけでなく漫画やオーディオブックなども発売されています。
これから社会人となる学生はもちろん、社内外の人との折衝に戸惑っているビジネスマンにとって、とても分かりやすい入門書として、安田氏の本はおススメできます。
『やっと本当の自分で生きられる』浅見帆帆子
「みんな違ってみんないい」。
アマゾンより
これからは、ひとりひとりが「自分軸の幸せ」を追い求める時代。
わたしたちが本当の自分を生きるために必要なことが、ぎゅっと詰まった一冊です。
友人で妹のような著者
著者の浅見帆帆子氏は、長年の友人であり、少し年が離れた妹のような存在だそうです。
母親となった著者が、新しい形で女流作家として歩き始めているのを見守っていると言います。
本田氏は、女性作家の本を読むときは幾通りもの読み方をしているそうです。
男性読者として納得したり、また女性の物書きはこう感じるんだと思ったり、さらには、こういうアプローチをすると人気が出るという発見など様々。
その生き方と考えで同性から絶大な好感を得ているうえ、本だけでなくメルマガや講演、キャラクターなど多面的に活躍している浅見帆帆子氏だからこそ、自身をブランド化することにかけては学ぶところ多そうですね。