あの世に聞いた、この世の仕組み

『あの世に聞いた、この世の仕組み』本田健のDear kenオススメ本

あの世に聞いた、この世の仕組み

お金と幸せをテーマにした作家本田健さんのポッドキャスト番組「Dear ken」
その放送で紹介された本の中で、読んだ本について書きたいと思います。
今回は、第110回の放送でリスナーさんがオススメされた、雲黒斎さん著の『あの世に聞いた、この世の仕組み』です。


『あの世に聞いた、この世の仕組み』 雲黒斎

あの世も守護霊も、楽しく考えるエンターテイメント

仕事の疲労から薬を服用するようになったリーマン。
その強烈な副作用で、突然に守護霊と称する”声”が聞けるようになってしまった。
そんな平凡な(?)男の、悲しくも可笑しい日常をつづった物語です。

仕事と家庭に追われてばかりの毎日から少しづつ脱却し、幸せや人生について考えはじめる自分に恐れながらも、どこか楽しんでいる。

そんな主人公と守護霊のキャラクターが秀逸です。
台詞を話している人物の顔や感情も見えてきそうです。

リズミカルな言葉の流れに身を任せて、読み進める心地よさを味わえます。

たぶん漫画なら、守護霊の姿など、絵で見せてしまえば早いんでしょうね。
でも、文字だけで表現する本なので、読者に想像させる余地を残して楽しんでもらいところでしょう。
コピーライターの腕の見せドロコでもあります。

 

例えば、
守護霊は、この人に似ていて
守護霊は猫ひろしソックリ

 

初対面の時には、
こんな全国民的なチャリティー番組のTシャツを着ていたりと。
24時間テレビのTシャツ

 

ポップに人の目を一瞬で引き付ける。
この辺りは、言葉で人を魅了する仕事をしてきた著者の力なんでしょう。
重くなりがちな内容も、エンターテインメントとして軽いノリで読み進められます。

語る手法は古典、でも語り口はお笑い

守護霊である運さんが、主人公の黒斎に、この世のあらゆる仕組みを、実践をまじえて教え諭しながら物語は進みます。

この二人の関係は、一種の賢者が愚者に教える形と言えるでしょう。
なので、もしかしたら、そもそも運さんの教えに合意できない読者もいるかもしれません。
また、語り口の軽さに納得できないとかも。

精神や神は、目に見えなくて、ある意味神聖なもの。
だから大層に慇懃にとかしこまらなくちゃいけない。

そんな立場とは真逆なんですよ、この本。
でも、読み物として大変に面白い。
また、読後感の爽やかさが心地よいのも特長(ここ、とっても重要)。

UFOも色々、守護霊も色々

おごそかで恐れ多い守護霊もいいけど、こんなライトなおっちゃんもオッケー。
そんな様々な種類がいるのは、映画に見られるUFOや宇宙人と同じでしょう。

人類にフレンドリーに描く「未知との遭遇」
未知との遭遇

 

もいれば、
敵対する「インディペンデンスディ」
インディペンデンスデイ

もいる。

 

どちらも好きな人がいれば、片方だけの人もいる。
でもそれが作品というもの。
それぞれの観客の反応と、著者の意見の正誤とは別で考えるべきでしょう。
そうじゃないと、その作品の真価は見えませんもんね。

違いを楽しむ、心の余裕

同じ系統の本を10冊も読んでみる。
そうすれば、ここに書かれている主張もそれらの一つになる。
違っていることこそ、楽しめる。
そんな気持ちにも、なるのではないでしょうか。
(この物語も、最終的には、感謝という気持ちに行き着くんですけど。)

冴えないリーマン=ラジオドラマのあの男

ちょっとこじつけ気味ですが・・・
これ、もう若手とはいえないサラリーマンの日常に起きた出来事なんです。

ってことでは、ラジオドラマ「あ、安部礼司」にも、似ているんです。
内容は全くの別物ですけど、軽い口調とか。

と感じたのは、やはりオーディオブックで聴いたからでしょうか。
本も面白いですが、耳で聴く方がより一層楽しめますよ。

『あの世に聞いた、この世の仕組み』 耳で読む本、オーディオブックFebe(フィービー)

 

文字で読みたい方は、こちら。

『あの世に聞いた、この世の仕組み』 雲黒斎

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